小丸山城址公園の照明計画を担当しました。
統括設計:計画情報研究所
ランドスケープ・東屋設計:橋本建築造園設計
やぐら(展望デッキ)設計:能登デザイン室
照明計画:家山真建築研究室
改修するにあたって、光の重心と色温度を落とした庭園灯(きのこ照明とよんでいます)を一定の間隔で配置することで、安心して歩行者を誘導する光を作り出しました。
公園の全体像が認識できるように、道の角に明かりを配置することで、暗がりをなくし安心感を作り出しました。
展望デッキは、遠くからも存在がわかるように、地面に埋め込む照明でライトアップしています。
展望デッキのスロープや階段部分は、高低差を認識しながらも、眺めを遮らないように重心の低い光を規則的に配置しました。
高さの変わるところは、重心の低いフットライトで誘導します。
一番上の展望デッキは照度を暗くすることで、十分に眺望できるようにしています。
下の段にフットライトを設置し、デッキ面がシルエットとして浮かびあがることで、段差の存在をを示しています。
駐車場は、暗がりとなる角を優先的に照らし、眺望を邪魔しないように最小限の明るさとしています。
色温度も低くすることで、公園の情緒の余韻に浸れるような落ち着いた光環境としました。
最初の段階の照明コンセプト。
打ち合わせしていくうちに、変更しながら進めていきました。
小丸山城址公園が、たくさんの人々に愛される公園になることを祈っています。
明かりの灯った雰囲気は、こちらのブログもご覧ください。